そらそら逸らす

変化がない人間は、今日は昨日と同じ日常であったことを語る必要性があると思い、私はこうやって文字を繋げて文章の形成を試みている。

特に今、書きたいこともあんまり無いかな。


人間らしさ、というものが最近わからないなぁ、とぼんやりぼちぼち考えている。

人間らしからぬ状態。人間を辞めた人は人間じゃないかな、あと、なんだろう。


大勢の人と同じように生活してた頃は、私は人間らしく生きていたと思うし、周囲にいる人は臭いほど人間らしかった。野菜の匂いがしていた。
今は、自分が人間ぽくないと思う。
自分が大きな集団に入れなかっただけで、こんなに疎外感や不安、やるせなさをずっと感じてしまう。これを感じられるのは、人間らしさなのかもしれないが。


こんなことを言うと、「少しの間でもそんなに苦労せず生きて来れたんなら、そんなの不幸じゃない」と私に苛立つ人が居るのも知っている、つもり、だ。
とりあえず、そういった不幸自慢大会は、自分と向き合えない私は他人に詳細を語ることが出来ないので、欠席でお願いしたい。

向き合えたとしても多くは語れないかな。これは、自身の経験や体験(戦争とか)を語りたがらない方々の気持ちに似ていると思う。



自分の人間らしかった部分の結晶が手から溢れていく。それが足の甲に落ちて弾かれ、それを拾おうとしたら手に持っているものがボタボタ落ちてしまう。
だから、このままの姿勢を保つ。
既に痛い手の指にぎゅっと力を入れて、手に神経を集中させながら楽な姿勢を試行する日々。しんどい思いをして溢れるスピードを減速できても、減っていくのには変わりはない。



まとまらなかったけど、今日は昨日と同じように過ごしただけでした、
というお話し。